日時 | 2019年9月12日(木) 18:30開演(18:00開場) |
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会場 | 東京藝術大学奏楽堂(大学構内) |
入場料 |
全席指定 バルコニー席 3,000円←予定数終了 |
主催 |
東京藝術大学演奏藝術センター |
助成 |
(公財)松尾芸能振興財団 |
チケット取り扱い |
※当日券あり。 |
お問い合せ | 東京藝術大学演奏藝術センター TEL:050-5525-2300 |
藝大21 演奏藝術センター企画公演〈和楽の美〉
和楽の美 大江戸歌舞絵巻
藝大フレンズ賛助金助成事業
神話の時代からたどってきた邦楽絵巻がフィナーレを迎えます
大江戸の音と遊ぶ
千野 喜資(構成?脚本)
今年の「和楽の美」は江戸時代です。古代から歴史を追って5回。これはオリンピック五輪の色に沿った企画です。5回目は青で、大江戸の日本晴れの空の色でもありましょう。
慶長8(1603)年2月、徳川家康は征夷大将軍に任ぜられ、江戸幕府を開きました。江戸城には五層の天守閣が聳え、日本橋を基点にした五街道も整備されました。明暦3(1657)年1月、江戸を悉く焼き尽くした大火に襲われましたが、再興に尽力して大江戸を築くことが出来ました。そして幕末までに大きな内乱も無く、永い平和を享受することが出来ましたが、この間には多くの天災?飢饉?疫病を乗り越えて来たことを忘れてはいけません。
江戸期の三味線の発展で多種多様な音曲が生まれました。邦楽で大江戸を表すのに、庶民の目から見た江戸風俗を主眼としてみました。「江戸城落成」「歌舞伎踊」「祭」などで括ってみましたので、タイムスリップして江戸人になり、江戸の音と遊んで頂ければ幸いです。
大江戸歌舞絵巻によせて
宮北千織(舞台美術デザイン)
数年前、観客として「和楽の美」を拝見しました。2002年から続けられてきた、その公演の美術のお話を頂き驚きました。音楽学部と美術学部が協力し合った公演という事と、2015年からは2020年の東京オリンピック?パラリンピックまで五輪の各色をテーマカラーとして、日本の歴史をたどっていると伺いました。今までオリンピックの年には、選手の頑張りに後押しされて作品制作に力が入ってきた私は心躍り、ついつい未経験の舞台美術をお引き受けしてしまいました。
フィナーレとなる5回目は江戸時代。絵画では俵屋宗達、尾形光琳、葛飾北斎など、多くの名だたる絵師が活躍し、多彩な展開をとげた時代です。最も近い過去の芸術として身近に感じ、影響を受けてきました。
今回の舞台を通して様々な方と出会い