工藝考―素材へのまなざし― |
会期: |
2008年4月29日(火)-5月18日(日)
休館日5月12日(月)
午前10時〜午後5時(入館は閉館の15分前まで) |
会場: |
東京藝術大学大学美術館 陳列館 |
現在、工芸科には彫金・鍛金・鋳金・漆芸・陶芸・染織・木工芸・ガラス造形の8つの研究室があり、各専攻の教員も作家としてそれぞれの素材や技法を駆使しながら表現活動を行っています。工芸の表現において特徴的なことは、素材とそれを活かす技術の上に成り立つという点があげられます。そして素材を手で触って培った感覚でものをつくり出す力は工芸の底力に結びつくものと考えます。
私達は東京美術学校時代から受け継ぐ、素材に対しての知識、技法の伝承を学生とともに日々研究していますが、その中にあって現在の表現は、それぞれの素材と真摯に向き合う精神性を持ちながら、単なる伝承だけに留まることなく、表現の方向性を拡げています。それによって従来 |